水木サンの幸福論ー水木しげるを読んで
▼引用
第2条 しないではいられないことをし続けなさい。
打ち込めることを真剣に探そうとする真面目な人たちには、案外それが見つからないものだ。実は、見つけるのにはコツがいる。
簡単なことですよ。好奇心を大事にすればいい。
好奇心がわきおこったら、とことん熱中してみる。これが近道であります。そうすると、「しないではいられないこと」が姿を現してくる。P.15
第4条 好きの力を信じる
水木サンは売れなかったじデイでも、原稿料の大半は、漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本とか、妖怪の作画のための資料とかを買い込むのに使っていました。食べ物を買う金も満足に残らなかったが、それだけ「好き」の力が強かったのです。
第5条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ
好きなことにのめり込み、才能が開花してどんどん伸びたとする。でも、食べていくのは大変だ。なかなか儲かるもんじゃない。努力に見合うマネーはなかなか得られないもんなんです。
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▼感想
二部構成で第一部には、上に書いたような「幸せの7か条」が、第二部は「私の履歴書」と題して、幼い頃からの出来事が順を追って書かれていました。貧乏でも戦争で片腕がなくなっても、漫画を描き続けた水木さんの人生幸福論には、強く幸せに生きる秘訣満載でした。